先週、岡山県立図書館にて 参加して参考になりました
今後、活用したいです



【参考メモ】
Webcat Plus http://webcatplus.nii.ac.jp/
Webcat Plusは、国立情報学研究所(NII)が提供する無料の情報サービスで、江戸期前から現代までに出版された膨大な書物を対象に、そこに記憶された知の集積を自由に探索できる思索空間の実現を目指しています。全国の大学図書館1000館や国立国会図書館の所蔵目録、新刊書の書影・目次DB、電子書籍DBなど、本に関する様々な情報源を統合して、それらを本・作品・人物の軸で整理した形で提供しています。現状、データの精度はまだまだ不十分ですが、将来的には、ウェブ上に確かな知識の基点を提供する公共財としての情報サービスを目指します。
大量の情報に臆することなく、自分の中に芽生えた好奇心をどこまでも深めていくための仕掛けとして、人間の思考のように例示によって関連情報を求める「連想検索」機能を提供しています。また、「一致検索」では、最新のキーワード検索エンジンを用いて、検索結果をその場で自動分類しながら詳細に分け入っていく機能も提供しています。
一連の情報探索によって得られた本・作品・人物などの情報を整理して一時的に保存するための「連想×書棚」も特徴のひとつです。一見、よくある電子書棚のようですが、書棚中央の連想ボタンを押すと書棚が中央で左右に割れて開き、自分が立てた情報と内容の関連する本が、書棚の奥から次々と湧き出してきます。いわば、書棚が新しい書棚を呼び寄せる連想機能の実現です。昔ながらの分類で並べられた図書館の書棚や商品棚として設えられた新刊書店の書棚のどちらとも異なる、自分の興味に合わせて調合される書棚の面白さをお楽しみください。
CiNii(NII学術情報ナビゲータ[サイニィ])は、論文や図書・雑誌などの学術情報で検索できるデータベース・サービスです。
どなたでもご利用いただけます。一部の論文本文など、有料の部分については「機関定額制(法人単位のご利用登録)」やID(個人単位のご利用登録)を取得すると、料金優待などの特典があります。
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「石谷家文書」史料集が6月出版 本能寺の変「四国説」で注目
林原美術館(岡山市北区丸の内)と岡山県立博物館(同後楽園)が共同研究した戦国時代の文書群「石谷(いしがい)家文書」の全47点(未公開26点を含む)を収めた史料集が、6月1日に出版される。両館が29日、共同発表した。織田信長の四国遠征を目前に明智光秀が「本能寺の変」(1582年6月2日)の謀反を決意したとする「四国説」の補強など、戦国史の裏舞台を解明する材料として注目される。
文書群は2013年9月、林原美術館の収蔵品から見つかった。足利将軍奉公衆を務めた石谷光政、頼辰(よりとき)の父子2代に関する書状で、光政は四国の大名・長宗我部元親の義父、頼辰は光秀重臣斎藤利三(としみつ)の実兄。元親ら武将や公家らの近況が数多く報告されている。
史料集は全文書の写真とともに釈文、解説文を掲載。昨年公開され、四国説を有力にするとして注目された元親書状(1582年5月21日付)は、信長の四国政策をめぐり元親との仲介役を務めた光秀の苦慮が浮かぶ。
信長と親交のあった元関白近衛前久の書状(83年)では、本能寺の変以前に前久が元親と信長の仲を取り持っていたことがうかがえ、前久は元親を〈律義人〉と評している。変後に秀吉らから責められ窮状を訴えているのも興味深い。
初公開では、山崎の戦いで羽柴秀吉に敗れ、光秀とともに命を落とした利三の息子が、戦後の一族の消息を叔父の頼辰に知らせた書状(83年)などがある。
編者の浅利尚民林原美術館学芸課長、内池英樹県立博物館主幹は「発見から1年半以上掛かったが、やっと全文書を公開できた。“岡山発”の新史料が中世史研究の空白を埋める役に立てば」としている。
文書群は2013年9月、林原美術館の収蔵品から見つかった。足利将軍奉公衆を務めた石谷光政、頼辰(よりとき)の父子2代に関する書状で、光政は四国の大名・長宗我部元親の義父、頼辰は光秀重臣斎藤利三(としみつ)の実兄。元親ら武将や公家らの近況が数多く報告されている。
史料集は全文書の写真とともに釈文、解説文を掲載。昨年公開され、四国説を有力にするとして注目された元親書状(1582年5月21日付)は、信長の四国政策をめぐり元親との仲介役を務めた光秀の苦慮が浮かぶ。
信長と親交のあった元関白近衛前久の書状(83年)では、本能寺の変以前に前久が元親と信長の仲を取り持っていたことがうかがえ、前久は元親を〈律義人〉と評している。変後に秀吉らから責められ窮状を訴えているのも興味深い。
初公開では、山崎の戦いで羽柴秀吉に敗れ、光秀とともに命を落とした利三の息子が、戦後の一族の消息を叔父の頼辰に知らせた書状(83年)などがある。
編者の浅利尚民林原美術館学芸課長、内池英樹県立博物館主幹は「発見から1年半以上掛かったが、やっと全文書を公開できた。“岡山発”の新史料が中世史研究の空白を埋める役に立てば」としている。

「石谷家文書 将軍側近のみた戦国乱世」はA5判。176ページ。吉川弘文館刊。1944円。
史料集のコラムを執筆した津野倫明高知大教授(日本中・近世政治史)の話 一次史料に乏しかった長宗我部氏らの動向が裏付けられ、この時代を研究する研究者にとっては貴重な史料集になる。今後数年のうちに、西日本における本能寺の変前後の政治情勢再考が一気に進むだろう。
史料集のコラムを執筆した津野倫明高知大教授(日本中・近世政治史)の話 一次史料に乏しかった長宗我部氏らの動向が裏付けられ、この時代を研究する研究者にとっては貴重な史料集になる。今後数年のうちに、西日本における本能寺の変前後の政治情勢再考が一気に進むだろう。