YAMATETSU見聞録

史跡探訪と旅行、その他読書雑感等 ~明日になれば明日の風が吹く~

2018年12月

逆説の日本史23 明治揺籃編 琉球処分と廃仏毀釈の謎

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【内容情報】(出版社より)
「平和ボケ」ニッポンを宗教で立て直せ!

日本人の宗教は平安中期から明治維新までのおよそ1000年にわたって、日本古来の民族宗教である神道と外来の世界宗教である仏教とが融合し合体した「神仏混淆教」であった。仏教の持つ「怨霊鎮魂機能」と「死穢除去機能」が、神道の欠点を補う形で日本人に広く定着したのである。
だが維新後開国した日本には、「一神教」であるキリスト教を国教とする欧米列強に対抗するための「宗教の強化」が急務となった。そこで考え出されたのが、天皇の祖先神に対する信仰を強化することによって天皇の権威を高め、国民の統合原理にすることであった。その第一歩が、“野蛮な外国の原理”である仏教を排除し神道を純化するための「神仏分離」である。1868年(慶応4)、全国の神社における僧形の神官に還俗が命じられ、次いで「権現」など仏教語を神号とする神社の神号変更、さらに仏像を神体とすることが禁じられた。
この政府の方針に力を得た神社関係者や朱子学信奉者は全国で仏堂を壊し、仏像や経典を焼却するなどの暴挙に出た。「廃仏毀釈」である。彼らによって日本古来の貴重な仏教遺産は悉く破壊された。あの奈良・興福寺の五重塔さえ、スクラップとして売り払われようとしたのであるーー。


【編集担当からのおすすめ情報】
『週刊ポスト』で四半世紀にわたり連載中の歴史ノンフィクションの金字塔『逆説の日本史』。その最新刊となる本書では、「大日本帝国構築編」に入ります。
「琉球処分」「廃仏毀釈」といった、教科書では簡単にしか触れられていないものの、大日本帝国の建設に大きな影響を与えた事象を、「井沢史観」で明快に解説しています。
また、井沢史観の根底をなす「近現代史を歪める人々」も収録。「組織を滅ぼすバカトップ問題」とは何か? 必読です!
第一章 近現代史を歪める人々--日本を蝕み続ける「バカトップ」問題
第二章 琉球処分と初期日本外交ーー朱子学という亡国の「毒酒」
第三章 廃仏毀釈と宗教の整備ーー「平和ボケ」ニッポンを「内教」で立て直す
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
歴史ノンフィクションの金字塔!!僧侶の肉食妻帯解禁は「陰謀」だったのか?神道vs仏教!「国教」とすべきはどちらか!?
【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 近現代史を考察するための序論 近現代史を歪める人々-日本を蝕み続ける「バカトップ」問題(歴史学者の良心とは何か?近現代史における「事実捏造」/朝日新聞編集幹部による「日本新聞史上最低最悪の記事」とは?/「世論を自分たちの望む方向に導くことこそ正義」という鼻持ちならないエリート意識 ほか)/第2章 大日本帝国の構築1 琉球処分と初期日本外交ー朱子学という亡国の「毒酒」(言語、文化、宗教ー琉球人のアイデンティティは日本に近い/家康が琉球を「王国」のまま存続させた深慮遠謀とは?/「琉球王国」カードを有効に使った薩摩藩の経済的センス ほか)/第3章 大日本帝国の構築2 廃元毀釈と宗教の整備ー「平和ボケ」ニッポンを「内教」で立て直す(欧米列強に負けないための「神道+朱子学」という新宗教/世界宗教史上でも類を見ない「民族宗教と世界宗教の対等合併」/「日本の神々こそ最高の存在」と説く「反本地垂迹説」理論 ほか)

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その一面もあったでしょうね。

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神仏習合・・・まさに日本的です。

発掘された日本列島2018&講演会:副葬品から読み解く古墳時代の王権と地域-武装具の副葬が表すもの-

先週のこと
以前から注目している巡回展に行ってきました★
なかなか近場に回ってこないのですが、今回は福山で開催されます(*´▽`*) ということで・・・
以来の「発掘された日本列島」です。
この日は偶然にも記念講演会に参加でしました\(^o^)/
展示品は撮影OKなので、気になったものを数点
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文化庁が主催する全国巡回展です。日本各地で行われている発掘調査から,特に注目される17遺跡の出土品を速報展示するほか,特集展示として装飾古墳の世界とその保護の取組を紹介します。また,同時開催する地域展「新発見再発見  ひろしま考古学最前線」では,広島県内の発掘調査や研究成果から最新の情報をお伝えします。https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/rekishih/

【参考】江戸東京博物館 発掘された日本列島 2018

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千葉県千葉市 加曽利貝塚:断面標本

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加曽利貝塚:埋葬犬

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加曽利貝塚:土偶

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群馬県渋川市 金井東裏遺跡:甲着装人骨レプリカ

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東京都国分寺市・府中市 武蔵国分寺跡:杯(和同開珎埋納)

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岩手県野田村 伏津館跡:出土銭

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講演内容は副葬品甲冑の変遷や地域間の交流など・・・各地での出土品に共通性が高い等々・・・興味深い内容でした!

武田家滅亡

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本能寺の変と並ぶ戦国史上最大の謎に若き才能が挑む。面白さ抜群の歴史長篇
西から強大な新興勢力信長が迫るなか、東の同盟国北条とは軋轢が……。戦国最強と謳われた武田軍団が、わずか一ヶ月で完全に崩潰したのはなぜか? 本能寺の変に匹敵する謎を見事に解き明かす面白さ抜群の歴史長編。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
信玄亡き後も、宏大な版図と強兵を維持し続けた武田家。しかし金の産出で膨張していた経済が破綻し、西から擡頭した強大な新興勢力・織田信長に脅かされ、東の同盟国・北条とは軋轢を生じ始める。現代日本に酷似した情況を背景に、さまざまな政治的謀略と勝頼の屈折した愛憎が、武田家を悲劇的運命へと導く…。戦国最強を誇った軍団が、信長の侵攻からわずかひと月で跡形もなく潰えてしまった謎を、驚異の新鋭が解き明かす壮大な歴史長篇。


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武田氏滅亡に続いて・・・滅亡の情景が浮かびました★

卜伝に挑戦 ~増量日記~

岡山駅 やよい軒にて
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塚原卜伝の定食 には追いつけませんでした・・・(ノД`)・゜・。

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