
【内容情報】(出版社より)
16世紀前半、東日本では古河公方の内紛と連動した戦乱から、戦国大名の衝突へ変化する。伊達・上杉・北条・武田・今川・織田ー大名間「外交」と国衆の動静を軸に、各地の情勢を詳述。戦国大名確立の背景に迫る。
戦国大名の戦争と「外交」-プロローグ/東日本戦国時代の転回(越後における戦国大名の成立/伊達氏の台頭と南奥の大乱/北方世界とアイヌ)/古河公方の分裂と小田原北条氏(古河公方府の内乱/関東に波及する内乱/戦国大名北条氏の誕生と関東支配の正統性)/中部・東海地方の戦国大名(今川氏の遠江・三河進出/武田信虎の甲斐統一/今川義元の家督相続/斎藤道三の美濃奪取と織田信秀の台頭/松平氏の盛衰)/甲駿相三国同盟の成立と長尾景虎(武田晴信のクーデター/甲駿相三国同盟への道/長尾景虎の登場と新たな対立軸の形成)/戦国大名「国家」の内実(領国支配と印判状/家臣団統制と領域支配/大名の裁判と分国法の展開/「外交」の仕組み)/文化と宗教の伝播(連歌と蹴鞠/戦国大名と宗教/在地社会と戦乱・信仰)/進展する地域統合と大名領国の再編(織田氏の分裂と斎藤道三の敗死/桶狭間合戦の衝撃/並び立つ関東管領/東関東・東北の情勢)/戦国大名を動かしたものーエピローグ
