YAMATETSU見聞録

史跡探訪と旅行、その他読書雑感等 ~明日になれば明日の風が吹く~

2023年02月

戦国時代と一向一揆 (日本史史料研究会ブックス)

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高校の日本史の教科書では一向一揆は単にその名称が書かれているだけで、その具体的な内実が説明されることはほとんどなく、仮に説明があったとしても、浄土真宗本願寺派の門徒が中心的な役割を果たした一揆だった、という簡略な記述にとどまることが多い。
しかし、門徒らの行動の源泉は必ずしも信仰にもとづいたものばかりではなかった。
では戦国の時代とほぼ時期が重なる一向一揆とはそもそもどのような闘争で、構成員らを突き動かしていた行動原理とはなんだったのか。

本書は一括りでは捉えきれない一向一揆の多様さと面白さを、地域や時代、そして宗主(八代宗主・蓮如~十一代宗主・顕如)の変遷とともに追い、明らかにする。一向一揆入門に最適の書。

【一向一揆は、戦国時代の幕開けに活躍した八代宗主蓮如の時代に始まり、戦国末期に織田信長と死闘を繰り広げた十一代宗主顕如の時代に終結する。まさに、戦国時代と一向一揆の時代は、ほぼ重なっているのだが、この間の宗主(蓮如・実如・証如・顕如)の立場や彼らを取り巻く社会情勢は大きく変遷しており、それは一向一揆にも影響を及ぼしている。そのため、各宗主の時代に即した一向一揆について、その特徴を提示しなければならないと考える。】……「はじめに」より

戦国時代と一向一揆1

講演会「備中兵乱記を読み直す」:高梁歴史いろは塾

2月11日、改訂版の備中兵乱記に関連した講演を拝聴(=^・^=)
地元の近所にも関連史跡があることを新たに認識した。いつの日か訪ねたい。
【参考】
備前軍記 現代語訳 改訂新版(山陽新聞社)
備中兵乱記(備中兵乱記/中国兵乱記) 現代語訳 改訂新版(山陽新聞社)
高梁A

高梁B

高梁C

講演会「秀吉の播磨攻めと城郭」高松市:サンクリスタル高松

興味深い講演情報を入手したので四国へ遠征してきた(=^・^=)
秀吉の三木城合戦における
「三木城跡および付城群・土塁」の状態・位置関係等が理解できた。
【参考】黒田孝高 (人物叢書)

そして、ひさしぶりの讃岐高松でうどんも食べる★
高松1

高松2

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ブルーキャットカフェ 岡山・問屋町

ノラネコに逢えないので、行ってきた(=^・^=)
ブルーキャットカフェ1

ブルーキャットカフェ3

ブルーキャットカフェ2

ブルーキャットカフェ5

ブルーキャットカフェ

備中兵乱記(備中兵乱記/中国兵乱記) 現代語訳 改訂新版(山陽新聞社)

備前軍記 現代語訳 改訂新版(山陽新聞社)に続いて📖
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岡山県立博物館長などを務めた故加原耕作氏が1987(昭和62)年に著した『新釈 備中兵乱記』を改訂した軍記物語。備中国の覇者三村氏の旧臣によって書かれたとされる「備中兵乱記」と、備中高松城主清水宗治を義父に持つ中島元行が江戸時代に記した「中国兵乱記」を収録し、戦国時代の備中地方を中心に繰り広げられた合戦を現代語訳で描く。 「備中兵乱記」は、備中松山城主三村元親と備前国の戦国大名宇喜多直家が激突し、さらに毛利勢を巻き込んだ壮絶な戦いの末に滅んでいく三村一族を描出。「中国兵乱記」は、宇喜多勢を味方に中国攻めに進軍する羽柴秀吉が、備中高松城を水攻めにする様子を描く。 改訂にあたり、大幅に注釈を加え、最新の研究成果を盛り込むとともに、戦国史を専門とする研究者らによるコラムを新たに加えるなど、全面的に再編集。
備中兵乱記・中国兵乱記1

備中兵乱記・中国兵乱記2
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