YAMATETSU見聞録

史跡探訪と旅行、その他読書雑感等 ~明日になれば明日の風が吹く~

読書記録

義民が駆ける (中公文庫:藤沢周平)

義民が駆ける1
百姓たりといえども二君に仕えず!
荘内藩主酒井忠器のため、百姓たちは命を賭して江戸を目指す。

天保11年、江戸城御小座敷。大御所徳川家斉は老中水野忠邦に問うた。川越藩主松平斉典を荘内に転封する一件はどうなったのか――。財政難に苦しむ斉典は、肥沃な土地を持ち、富裕と見られている荘内藩に転封することを画策。川越藩は家斉の寵愛を受けるおいとの方の子・斉省を養子に迎えているため、愛妾を通じて荘内移封を吹き込んだのだ。水野は長岡藩を挟む三方国替えを提案。川越は荘内へ、荘内は長岡へ、長岡は川越へ。成立すれば川越藩は15万石から実収21万石となる。一方荘内藩は7万石に。沙汰を受けた荘内藩には激震が走り、百姓にも動揺が走る。藩主酒井忠器は凶作の年に藩からの拝借物が多い村でも快く救ってくれたうえ、拝借米金を残らず切り捨ててくれた。かたや松平が入部すれば厳しい取り立てで死人が出るだろう。百姓たちは国替え引き留めのため越境して公儀に訴え出ることを決める。越訴は天下の大罪。死罪も覚悟しなければならない。しかし藩主酒井家塁世のご恩に報いるため、百姓たちは蓑と笠だけ身につけて、江戸を目指した。史実「天保義民事件」を基にした歴史長編。

義民が駆ける2


庄内藩 (シリーズ藩物語)

71Cgrs3uYRL._SL1240_
譜代の名門酒井家が十一代247年にわたって、藩主を勤めた庄内藩。
十三万八千石から十六万七千石に。
天保十一年に発令された三方領地替えを、主として庄内の領民が中止させたことでも知られるように、領内は善政がしかれていた、という藩物語。

現在の山形県・日本海の要港を領地に、北方の外様大名の押さえとして、徳川四天王の筆頭といわれる酒井家が入封。北前船の寄港地でもあり、雅な文化を築いた。
藤沢周平の「海坂藩」のモデルと言われ、現在も多くの小説に取り上げられる楽しい藩。

庄内藩2

出羽三山殺人事件

出羽三山殺人事件1
明日の二時までに十億円を用意しなければ、菓子を食べた人が百人死ぬー大手食品メーカーにかかってきた突然の脅迫電話。犯人の指示によって、営業部員の三崎は東京から山形の月山へ現金を車で運ぶことになった。だが、途中、同行した社長室員の小舟春美が忽然と姿を消してしまう。彼女の捜索のさなか、地元警察は出羽三山神社裏で男の死体を発見。三崎はその顔を見て驚愕した。それは七年前に彼を誘い込み、ある事件を起こした仲間の一人だったのだ。三崎を忌わしい過去へと呼び戻す十億円強奪事件と殺人事件の接点は?そして霧の山中に姿を消した春美の安否は?東北の霊山を舞台に運命に翻弄される人間模様を描く長編山岳ミステリー。
出羽三山殺人事件2

出羽三山――山岳信仰の歴史を歩く (岩波新書)

61JxIyfEQML._SL1500_
近畿の大峰山,九州の英彦山とならぶ修験の聖地,羽黒山.「雲の峰幾つ崩て月の山」と芭蕉が詠んだ主峰,月山.「語るなかれ聞くなかれ」の秘所,湯殿山.その長く複雑な歩みと,今も各地に息づく多様な宗教民俗,そして名所・旧跡を解説.人々を惹きつけてやまない〈お山〉の歴史と文化を案内する.
出羽三山2

崇峻天皇暗殺事件

崇峻天皇暗殺事件1
東京:神田神保町の古書店で入手
崇峻天皇暗殺事件2
プロフィール

yamatetsu

記事検索
アーカイブ
  • ライブドアブログ