先週11月8日の事、真庭地域のアジア・太平洋戦争~史料展:終戦70周年に寄せて~ の関連で『松根油』の痕跡を観るために高梁市有漢町の鈴岳神社へ

真庭地域のアジア・太平洋戦争~史料展:終戦70周年に寄せて~ より

「岡山県政史昭和前期編」(1967)より
松根油(しょうこんゆ)は、マツの伐根(切り株)を乾溜することで得られる油状液体である。松根テレビン油と呼ばれることもある。太平洋戦争中の日本では航空ガソリンの原料としての利用が試みられたが、非常に労力が掛かり収率も悪いため実用化には至らなかった。松根油はよく樹液や樹脂(松やに)あるいはそれらからの抽出物と混同されるが、別物である。特に樹液は木部を流れる水および師部を流れる糖などを含む水溶液であり、松根油とは全く関係ない。松根油はテレビン油の一種である。上質なテレビン油は松やにを水蒸気蒸留して得るが、松根油は製法が異なり、マツの伐根を直接乾溜して得るものである。戦前は専門の松根油製造業者も存在し、塗料原料や選鉱剤などに利用されていた。(Wikipedia)

鈴岳神社


松根油乾留釜代用鐘
戦時中に金属供出された釣鐘の代用(現在は新たな釣鐘有り)

撞いてみると意外に良い音色でした♪


感慨深い・・・70年の風雪を耐えた乾留釜です。
2016/2/10追記 みけねこさんの記事より:松根油の製造装置